経絡治療学会 東海支部
鍼灸治療に関する学術団体「経絡治療学会」の地区団体である東海支部のホームページです
お知らせ
最終更新日 令和7年4月21日
次回は、令和7年5月18日(日) 令和6年度第8回定例会となります
詳細は、「定例会」のタグよりご確認ください
次々回は 令和7年6月15日(日) 令和6年度第9回定例会となります
経絡治療を一緒に学びませんか?
鍼灸の臨床、治療法について、研修の場を探している方は多いと思います
多くの学会、学派があるとは思いますが、経絡治療は、あらゆる病気に対して、すぐれた効果を発揮できる治療法の一つとして、自信を持って推薦できる技術だと思っています
テーマ:1.「六部それぞれの祖脈」を把握する
2.「祖脈の表す病理病証」を理解する
3.「病理病証から治療穴」を導く
経絡治療と言えば、四診合参の部分はありますが「脈診をして証を立て本治法を施す」と、云う部分が「軸」であり、「加えて標治法を施術する」流れになるかと理解しています
この「軸」部分が経絡治療の本分ですが、「脈の理論と実技」、「望聞問切」、に依り「病理を推測し証を立て」、その上で、「経絡、及び、経穴の特性と働きと作用」、と「刺鍼と施灸の理論と技術」を駆使して行うものでしょう
東海支部では、この基本的な事項を教科書を中心にして、解説・実技演習を行っています
学習するに当たり、色々な方法を経験させて頂いてきた上で、六部定位脈診を中心に、次のような経過で習得していただくと、スムーズにステップアップできるのではないかと実践しています
1:六部に於いて、一番弱く感じるところを探します=脈差診
2:「浮沈・強弱」ありますが、病理を踏まえ、弱いだけが「虚」ではないことを理解します
3:祖脈=「遅数」と、六部それぞれの「浮沈・強弱・(滑濇)」を診られるようにします
※「虚実」は語弊を招くことがありますので、あえて「強弱」を診るようにしています
4:各蔵の病理と、各脈部の脈の状態を結び付けて、その病態を理解できるようにします=六部それぞれでの祖脈診
※六部全体の祖脈の傾向を探るセクションは割愛しています
5:病態を理解し、脈の状態から(証を立て)、選穴と刺鍼方法が決定できるようにします=脈と病理病証から導かれる治療穴
6:祖脈診から、脈状診へのステップアップを目指します=脈位脈状診
経絡治療は確かに簡単ではありませんが、入り込んでしまえばそれほど難しいものではありません
ご参加を心よりお待ち申し上げております
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